Musikmesse 2012 HDSPe MADI FX - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]


RMEの歴史、技術背景、そして将来像を、創業メンバーであり開発者の1人でもあるマティアス・カーステンズが語る。

Musikmesse 2012

速報!「HDSPe MADI FX」 - 390チャンネルとエフェクトが扱えるトリプルMADI PCIeカード

HDSPe MADI FXは、RMEだけでなく過去20年間のオーディオ・インターフェイスの歴史の中でもマイルストーンとなる製品です。かつてこれほどのハイ・パフォーマンスを誇るマルチチャンネル・オーディオ・システムは存在しませんでした。

HDSPe MADI FXは、3つのMADI I/O(オプティカル×2、コアキシャル×1)、AES/EBU×1、アナログ・モニタリング出力×1の計390チャンネルの入出力を搭載しています。さらに、ワード・クロックと4つのMIDI I/Oを加えることにより、RME製品の真骨頂である小さなスペースに完全なテクノロジーと接続性が凝縮されています。

ハフラック・サイズにすべての機能を凝縮させた
Firefaceの新しいスタンダード Fireface UCハーフラック・サイズにすべての機能を凝縮『楽器のグラミー賞』と讃えられるMIPA 2011アワードに輝き、名実共に時代を代表するオーディオ・ツールとなったFireface UFXの遺伝子を受け継ぎながらも、さらなる革新的なテクノロジーを搭載したFireface UCX。コンパクトなボディに凝縮された、傑出したパフォーマンスを生み出す秘密とは・・・

Hammerfall Pro Audio Core

HDPSe MADI FXは、膨大なオーディオ・チャンネルであっても確実に低レイテンシーを実現します。新しく開発されたオーディオ・コアであるHammerfall Pro Audio Coreを実装し、これにより、従来のMADIフラッグシップ・モデルと比較して3倍のチャンネル数を、さらにシステム負荷を抑えながら処理します。最近のコンピューターでは、実に32サンプルまでレイテンシーを抑えることができるのです。

さらに、使用されないチャンネルは自動的に非アクティブにして、処理能力や帯域幅を無駄に消費しないように設計されています。例え400近いチャンネルを扱えるシステムであっても、2チャンネルしか再生しないのであれば、一般のステレオ・オーディオ・カード以上のシステム・リソースは消費しません。

新しいTotalMix FX

スペシャル・バージョンのTotalMix FXは、膨大なチャンネルであっても淀みなく実用的に取り扱うことができます。

4096チャンネルのミキサーであるMADI FXのTotalMix FXは、Fireface UFXのそれ(1800チャンネル・ミキサー)とまったく同じレベルでスムーズに動作し、より新しく高速なDSPによってさらに多くのEQやコンプレッサーが使用できます。

TotalMix FXのレイアウトも新しくなりました。 特に、不使用のチャンネルを非表示にすることにより、多チャンネルを効率よく扱えるようになりました。Hide setup機能は、シンプルなマウス・クリックで例えばドラム・ミックスとフル・バンドの設定を瞬時に切り換えることができます。

EQ、コンプ、リバーブ、エコーといったエフェクトは192kHzのRMEエフェクト・エンジンで動作し、カード上でレンダリングされます。これにより、レイテンシー・フリーのモニタリングが可能で、使用中のDAWソフトウェアへ負荷を与えません。

さらに進化したMADIルーター

TotalMixの統合されたマトリックス機能により、HDSPe MADI FXカードをパワフルなMADIルーターとしてもお使いいただけます。他の一般的なルーティング・ソルーションとは異なり、各チャンネルを個別にルーティング可能で、さらに各ルーティングのレベル設定も行えます。

TotalMixの比類なき柔軟性は、あらゆるアプリケーションを具現化します。

  • 194入力/196出力(390チャンネル)
  • TotalMix FX(192kHzエフェクト・エンジン)
  • MADI I/O 3系統(オプティカル2系統、コアキシャル1系統)
  • AES/EBU(ブレイクアウト・ケーブル)
  • ステレオ・アナログ出力(モニタリング用)
  • ワード・クロック端子
  • MIDI I/O(MADI経由) 3系統
  • MIDI I/O(ブレイクアウト・ケーブル)